中島健太・・・
押しつぶされそうな程のエネルギーを発した作家に出会った。
「洋画家・中島健太」
まだ二十代半ばなのだが、全身からエネルギーが漲っている。
このエネルギーは”若さ”から発するだけの単純なものではない。
だから、”羨ましい”という感情的なものは湧いてこない。
尊敬に値する”努力”が結果として、エネルギーを生み出しているからだ。
しいて言うなら・・・”悔しさを感じるくらいの刺激”をいただいた。
ちなみに”押しつぶされる”というのはある意味ホントで
学生時代は”アメリカンフットボール”をやられていたそうで、経歴としても面白い。
首はもの凄く太く、胸から腰、そしてお尻まわりの筋肉が如何にもという体つき。
そんな「洋画家・中島健太」をあえて一言でいわせてもらうと・・・
”分厚い人”
見た目は勿論のこと、開いて見ても「洋画家・中島健太」という内容がぎっちりと詰まっている。
どっしりとした存在感を持ちながらも、空間において違和感を感じさせない。
そして正直、不思議な感覚になった。
作家であり、体育会系・・・作家独特な雰囲気を持ち、体育会系の”ノリ”も持っている。
それでいて、どちらにも偏っていないのだ。
実のところ、運動部出身の作家は少なくはない。
少し話がずれるが、筋骨隆々の人が不器用だとは当然限らないわけで
色んな意味で器用な人はたくさんいる。
が、やはり”気質”としては正反対な人が多い「体育会系」と「芸術系」の世界。
なので、その人の”本質”として、どちらかに偏るのが普通なのだが、「洋画家・中島健太」・・・
「人間・中島健太」はそれぞれの良い所を、自然にバランスよく持ちあわせているように思えた。
体育会系と芸術系・・・”一人コラボレーション”。
作品だけでなく、人としても素晴らしいことが、最大の魅力。
また是非とも時間をご一緒したい。