BLOG&
NEWS

ブログ&ニュース

進行中のお仕事やイベントのお知らせなど、
最新の活動状況はこちら。

2011.04.18 BLOG

美術の学び舎に思う・・・

制作を学ぶ現場に行くと「個性」や「感性」というワードをよく耳にする。
生徒さんだけではなく、先生からも。

「コレが成功するカギ!」だと錯覚するくらい。

が、その素晴らしい「感性」も、ぶっとんだ「個性」も何もかも
人に伝わり初めて意味をなす素晴らしいモノ。

作る時間より、伝える方法を考える時間をもたせる方が
プロとして将来生きていくのならば絶対的。

作品に”評価”や”価値”を与えるのは他人。

共有・共感を得られない限り”それら”はもらえない。
卒業し次に待つ世界は社会。

社会で生き抜く為の重要な準備期間でもある最後の学校環境で
「生きるために作る!」という意識を持たせてあげるのは大切では?

「馬鹿」か「天才」かの紙一重を狙っていて良いはずない。
己の可能性、ビジネスの在り方は知っておくべきだと思う。

例えば”お絵描き”なら好き勝手に描くべきであるとしても
職業”絵描き”となれば次元の違う話になる。

芸術・美術は自由だ!と謳っている場面を目にも耳にもする。
自由かもしれない、が”自由”と”好き勝手”は全く違うこと。

「自由」こそ難しく、孤独なもの。

「技術」も「知識」も学べる環境を望んでいる子は多いと感じている。
両方をそれぞれなりに得て初めて社会で勝負が出来るようになる。

何人の人が美術の学び舎を出て明確な「目的」を持ち旅立っているのか?

KUMAに何が出来るか・・・まだ少し不透明でありもどかしいが
本気の人と共に前進したいと本気で強く思っている。

どんな業種であれ、社会で生きていくことは本当に大変。

Share